テレクラ

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ツーショットダイヤルと言うかいわゆるテレクラなんだけど、会えるかどうかは別として、テレクラはセックス目的の男ばっかりではない。それは価値観の違いで、僕はオフパコはあまり考えていない。寂しい独り寝の夜に女の子と会話ができればそれで満足なのだ。
ただし、接続はランダムにされるので必ずしもお気に入りの女の子と喋れるわけではない。中には援助目的でお金の話ばかりする子もいるし、恥ずかしいのか満足に会話もできずに切ってしまう子もいる。また、会話を引き延ばして男に利用料を落とさせようとするサクラもいるし、別の有料サイトに誘導しようとする業者女もいる。そんな中で、会話が成立したらそれは当りなのだ。だから、もし仮に感じが良くて会話のキャッチボールができる子とつながったら、個人的に番号を交換するようにしている。もっとも、そう簡単に個人情報を渡してくれる女の子もいないわけだが。
とは言え、成功例が皆無と言うわけではない。実際に僕は番号交換に成功したことがある。その女の子も純粋な気持ちでテレクラに話し相手を求めに来ていて、運良く僕とマッチングされたのだ。
ところが、番号交換して、これで（通話料は別として）女の子と喋り放題だ、と思ったのだが、イマイチ会話が弾まなかった。一方的に喋ってくるばかりで、テレクラでできていたような会話のキャッチボールが皆無になってしまったのである。彼女の携帯番号は未だに存在しているが、それ以上、彼女と会話をすることはなかった。
結局のところ、限られた時間でお金を使って女の子と喋ることに、価値が付加されているように思う。テレクラで見知らぬ女性と偶然マッチングされて会話をするドキドキ感が全く得られないことを感じた時に、僕は女の子とトークすることよりも、そのドキドキ感がたまらなくてテレクラにアクセスしていたことに気づいた。
つまり、僕は実は女の子ではなく、テレクラと言うシステムが好きだったのである。番号交換と言うテレクラにおいての最終目的を達成できた時に、もうそこがゴールになってしまっていたのだ。
そんなわけで、今日も番号交換を目標に僕はテレクラに電話をかけ続ける。
割り切り
裏垢女子