テレフォンセックス

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社会人になっても学生気分が抜けず遊びまくっていたなあ。むしろ、働くようになって遊ぶ時間が無くなったことと引き換えに遊ぶお金が手に入るようになったことが大きかったね。短い時間でお金さえ積めば楽しめる遊びを繰り返していた。女関係も、ナンパしてメシ食いながら口説いてホテル行ってセックスする、という流れは時間がかかりすぎるんだよ。そう言うのは、学生時代に卒業していた。
で、テレフォンセックスに目覚めたんだ。仕事から帰ってきて専門サイトにアクセスして、たむろしているヤリマンを適当に拾ってテレフォンセックス。女の子もテレフォンセックス目当てでアクセスしているわけだしさ、口説く手間はないし、時間もかからない。忙しい社会人にピッタリな遊びだと思ったね。残業で日付変わってから帰宅しても、きちんとテレフォンセックスしたい女の子は揃っているんだからありがたい話だよね。
そんな話を、学生時代に一緒に遊んでいた奴らと飲んでいる時にしてみたら、何とみんな同じだったんだよ。打ち合わせたわけでもないのに全員テレフォンセックスにハマっていて、考えていることは俺たち一緒なんだなーと笑ったね。
ただ、テレフォンセックスが好きと言ってもずっとやっていたらさすがに飽きてくるんだよ。だから俺たちはテレフォンセックスで一番エロい女を捉まえたやつが優勝とか言う、くだらないゲームを始めたんだ。皆がさ、通話を録音してツキイチの飲み会に持ち寄るんだ。何だか、俺も含めて皆が対抗心燃やしちゃって、テレフォンセックスで女の子を喘がせることに命を賭けるようになったな。中には、明らかに同一人物もいてさ、テレフォンセックスで穴兄弟になってしまっていたりね。笑うよなあ。ちなみに、俺の方がその子を喘がせていたから、俺が優勝な。
そんな時期も今から考えると楽しい思い出だね。今では皆、テレフォンセックスは卒業してそれぞれ婚活しているよ。かく言う俺も30超えてまともな出会いをしてさ、今では結婚を前提に付き合っている女性がいる。俺なんかにはもったいない素敵な女性なのだけど、ただ、一つだけ気になっているのは、セックスの時の喘ぎ方が何だかテレフォンセックスで穴兄弟になったあの女と似ているような気がすることかな。
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